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扁桃腺周囲腫瘍って入院が必要?再発する?治療の辛い体験談

扁桃腺がよく腫れてしまい熱を出す人は要注意です。
扁桃腺周囲腫瘍っていう病気になってしまうと本当に辛いです。

私は扁桃腺が昔から弱く、一年に何度か熱を出してしまうことがありました。
そして、扁桃炎に慣れっこだったので扁桃腺の腫れを甘く見て大変な目に。

扁桃腺の周りに膿ができてしまうなんて夢にも思いませんでした。

目次

扁桃腺周囲腫瘍って何?どんな症状

扁桃腺周囲腫瘍は扁桃炎が悪化して、扁桃腺の周りに膿ができてしまう病気です。
これが本当につらいのです。
のどの痛みと高熱が出て、ひどい場合は食べ物や飲み物の摂取も難しくなってしまいます。

私の場合ははじめはいつも扁桃炎でしたが、休まず無理をして活動していたところ悪化してきてしまい、
次第にのどの腫れが尋常じゃなくなってきてしまいました。

高熱が出るため体のだるさもありますが、それ以上にのどの痛みが強烈です。
最終的には腫れのせいで口がこもってしまいろくに話すこともできなくなってしまいます。
なにかしゃべっても「ぅあぉー」みたいな感じにしか聞こえなくなってしまい、
相手になかなか伝わらない状況になってしまいました。

また、唾も飲み込めなくなってしまい、よだれが垂れてくるし、そのせいで吐き気はするしで、
こんなに最悪な状況ってあるの?と思ってしまいました。

でも一番つらかったのはのどの痛みです。本当に痛くて辛かったです。
病院に行く前の日は夜は寝れませんでした。朝になって病院が開く時間をひたすら待ちました。

病院で行った血液検査のCRP値(炎症の指標)も異常に高かったことを覚えています。

 

扁桃腺周囲腫瘍で入院?治療はどんな感じ?

病院での診察~入院まで

私の場合、非常につらい症状になってしまってから病院に行きました。
かかったのは耳鼻咽喉科です。

病院に行くまでも大変でしたが、かかりつけの病院が混んでいる病院で、診察まで1時間くらい待ちました。
診察してもらい、鼻からカメラを通されました。のどが痛い状況でのカメラは大変つらいです。

その後、血液検査と心電図検査、CT検査をするように指示されます。
この時点でもしかして入院するのか?と思っていました。
待ち時間の間は入院となると職場にどう説明したらよいのか非常に心配になりながら待ちました。

1時間ほどしてから、再度診察室に呼ばれ、即入院の必要ありと言われました。
先生の説明では、まず 通常穿刺(膿の吸引)または切開の処置が必要であるが、 白い膿が扁桃腺の周囲にできてしまっていて、
周囲を傷つけてしまう恐れから、穿刺も切開の処置もできない状況であること。

また、食べ物も食べられず、飲み物すら脱水症状の心配があり、当然の入院ということでした。

私の場合ですが、治療は穿刺や切開をせず点滴による抗生剤の投与で、腫れを定期的に観察するという方針になりました。
結果腫れが引いて元気になるまで、8日入院することとなってしまいました。

 

入院当日~職場への連絡

社会人にとって急な入院というのは大変です。
職場への連絡するときもまた違う意味で大変つらいものがあります。

職場の上司へ電話をかけることになりますが、この時も声を発するだけで痛いので大変です。
ちょうど繁忙期でしたので、職場には本当に迷惑をかけることになってしまいました。
しかし、痛みが激しいためそんなことを気にしている余裕もありませんでした。

急な入院で家に帰れなかったため、家族にも入院することを伝え、入院の準備をしてもらいました。
事前に準備をする余裕もなかったので非常にあたふたしてしまいました。(むしろ入院の予定は考えていなかった)

入院当日には看護師さんから入院計画書を渡されました。
主な治療は抗生剤と鎮痛剤を点滴で投与してもらうことでした。
腫れと痛みが引くまではひたすら安静にしている以外はありません。
また、退院の前日まで点滴が外れることはありませんでした。

入院中の治療~食事、お風呂について

食事は、入院2日に取ることができるようになりました。
当然お粥からのスタートですが、この頃になると、腫れも少し引けてきてだいぶ楽になってきました。
熱も少しずつ引けてきて、のどの痛みよりは点滴の針の痛みのほうが気になってくるくらいです。

点滴を受けながら安静にしているところに医師の診察がある、ということの繰り返しでした。
おそらく穿刺や切開ができたらもっと早く治療が進んだのではないかと思います。

腫れが引けてくると、蒸気吸引器による治療も行いました。
腫れも次第に治まってきた頃にはお風呂に入ることもできるようになりました。

これくらい症状が回復すると早く退院したくなってきます。
しかし、腫れが完全に引くまでは当然退院できませんでした。

結局入院には7泊8日の期間を要しました。
最後のほうはもう大丈夫だろうと自分では思っていましたが、退院して点滴がなくなった後に、思ったよりも体力が回復していないんだなと自覚しました。

点滴の効果って思ってたよりもずーっとあるんですね。しばらくは点滴を受けなくなってからしばらくはクラクラするような感じになっていたような気がします。

 

退院~入院の費用

最終的には血液検査の結果、数値が回復してくれたため退院となりました。

また、退院時に先生から慢性的な扁桃腺があるようなので、扁桃腺の切除を進められました。その時にはまた入院となってしまうのでYESとは言えませんでした。しかし、後日結果的に扁桃腺を切除することになってしまいます・・・。

入院が長引いたこともあり、入院費用は10万円程度でした。
生命保険に加入していたため、後日入院日数×8000円の保険金がおりることになりました。診断書の作成には5000円程度かかりましたが、健康保険から少し入院費用が戻ってきたこともあり、結果的には少しの支出で済むことになり、最終的にはホッとしました。

 

扁桃腺周囲腫瘍って再発する?

扁桃腺周囲腫瘍は再発することがあります。

これも実体験ですが、退院してから約1年後に再発しました。
前回の教訓から、症状が重くなる前に早めに耳鼻咽喉科を受診しました。

診察の結果、今回は片側にのみ白い膿が確認され、またもや入院の必要ありと言われました。
その時は高熱は出ていましたが、前回ほどの痛みはなかったため、何とか入院せずに治療していただけないかと懇願し、とりあえず切開をやってみてどうか、という話になりました。

切開することになったのですが、入院したくない一心で我慢しました。先生が切開用の器具を持って、口の中に入った直後「パチン!」という音(実際には鳴っていないと思います)が自分の中で響きました。痛みなのか衝撃(?)なのかが体に走りましたが、口の中に膿が垂れてきてそのおかげで腫れが引けたような気がしました。

その後、先生の指示により点滴を受けて帰宅することを許されました。本当は入院した方が良いと勧められていましたので、体調が悪くなったらすぐに病院へ来るように言われました。

その後順調に回復しましたが、今思えば大事を取って入院したほうが安全であったなと思います。その後に悪化してしまってからではまた長期入院となってしまう可能性もありました。

この時の判断が直接の関係は薄いかもしれませんが、結果私は扁桃腺を切除することになってしまいます。

 

まとめ

扁桃腺を甘く見ていたら、悪化して重症になってしまうこともあります。
扁桃腺周囲腫瘍という病気は高熱と激しいのどの痛みを伴いますので大変苦しいことになります。
かかってしまった場合はすぐに病院を受診しましょう。

入院しなくても済むケースもありますが、私のように自己判断せず医師の指示に従うことをお勧めします。

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