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知育玩具を0歳から始めるメリットとは?子供の脳がどう発達するの?

知能開発や情操教育を主眼とする知育玩具は、一般の玩具と区分されています。一般の玩具にも子供の目をひき遊びたがるものはたくさんあります。遊ぶことが学ぶことの子供時代なら知育玩具にこだわらず、一般の玩具でもいいのではないかという疑問が浮かびます。乳幼児の脳が発達するプロセスを踏まえて、より優秀な脳の形成に知育玩具が与える影響について考えていきたいと思います。

目次

0歳児の知育玩具が脳の発達に欠かせないわけ

五感のうち味覚、聴覚、触覚、嗅覚は胎児の間に器官が発達し末端神経と大脳皮質の脳細胞神経の結びつくのがわかっています。聴覚については受胎5週間で内示が形成され、妊娠20週で脳の聴覚野と神経回路がつながります。視覚だけが生まれて外界に接してから発達する五感になり、生後4日から1週間位は明暗がわかる段階です。外部から刺激を受けることで網膜が発達し1歳児で視力は0.1程度、3歳前後で大人と同じ視力になります。生まれてから生後数か月までの赤ちゃんの脳細胞は、人の一生の中で最も細胞分裂を繰りかえし増殖します。日に日に増殖する脳細胞は、シナプスと呼ばれる結合部品に束ねられネットワークを構成します。視覚を含め母体にいる間に発達した四つの感覚野も、外部の刺激を受けてさらに発達するのです。0歳児向け知育玩具は、赤ちゃんの脳神経細胞ネットワーク作りに適切な刺激を与えます。

 

脳の発達と知育玩具について

体内環境から外界の刺激を受けて増殖を続ける赤ちゃんの脳は、生後数か月で臨界期という別の発達過程に入ります。お座りが出来るようになった視点から受ける刺激や、つかまり立ちや一人歩きという次の発達段階の準備のために脳神経ネットワークの再構成が始まります。一度作り上げられた回路網は破壊され、環境の刺激に適応する新回路網が構築されるのです。積み木やブロック、粘土遊び、お絵かき、絵本、外遊び遊具、自然や科学遊びなどの知育玩具に熱中して遊ぶようになります。この時期に知育玩具選びに注意したいのは、たくさん与えればいいわけではないことです。脳神経ネットワークが組み立てなおされる臨界期には、頻繁に使われる回路は残されあまり使われない回路は淘汰されます。将来においても大切に育みたい回路だけを育てる良質の刺激を選びましょう。与えすぎによるたくさんの刺激を受けると、必要不必要が混在した雑多の神経回路を作ることになります。

 

知育玩具は選択するメリット

知育玩具は子供の脳の発達を含め、情緒や感性の育成面も研究され開発されています。古典的な玩具から最新テクノロジーを駆使したものまでバリエーションも豊富です。豊富な種類の中から、ご両親の価値観や子育てポリシーに沿った知育玩具を子供に与えられるでしょう。思考能力を養うパズル系、文字や数字の習得、計算や図形の算数の力を伸ばすキッド、音感やリズム感を育てるタイプなど目的が明確なので選択しやすいという点もあります。積み木から進化したブロックが開発された1950年代が知育玩具の黎明期にあたり、1970年代になると教育ブームを反映して学習を主目的にした幼児向け玩具がたくさん発売されました。知育玩具の中には現代まで支持されるロングセラーもあれば、時代の変遷とともに淘汰されてしまった玩具もあります。パッケージのキャッチコピーやインターネット上の紹介文に書かれた効果を鵜呑みにして与えただけでは、期待する能力は伸ばせないかもしれません。子供の年齢や発達、個性に適した知育玩具を見極めるのは両親の役目です。 一緒に遊びながら子供の反応を観察して、楽しく遊べる知育玩具を選びましょう。

 

まとめ

0歳児向け知育玩具を得意とするメーカー、人気キャラクターとコラボした幼児向け知育玩具を主力にするメーカー、乗り物や外遊びの知育玩具に特化したメーカーなどそれぞれ特色を打ち出しています。人の一生を左右する時期の玩具だからこそ、専門的な技術や知識基づいたノウハウを蓄積し研究開発する姿勢がうかがえます。脳科学はますます進歩し、これまでの学説が塗り替えられるメカニズムが解明されるでしょう。子供が楽しみながら脳の発達を促進できる知育玩具が登場して70年、さらに成熟した知育玩具の開発が期待されています。

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