仕事がどうしても続けられない大人の発達障害の場合、職業選びが重要になることが多いです。仕事を選ぶ時は、できれば自分で見つけるのではなく障害者職業センターや発達障害支援センターなどに相談することが大切です。
仕事選びは公的機関を利用しよう
なぜ、自分で見つけるのがよくないかというと、どうしても賃金や休日など仕事の内容より給与などを優先してしまうからです。いくら仕事の条件が良かったとしても仕事が自分に合うのかどうかなど誰にも判りません。自分がやりたい仕事があった場合でも、その仕事が本当に向いているかどうかというのは別なことも多いのです。だったら、客観的に見て発達障害の人に向いているような仕事を障害者職業センター等に選んでもらった方が良いケースもあります。障害者職業センターは、就職先にも発達障害があることを理解してもらったうえで就職が決まります。職場は、発達障害だと判ったうえで採用してくれるわけですから、辛く当たられるようなこともありません。
発達障害に社会が寛容になってきている
できるような仕事だけをさせてもらえるので無理を言われる事もないです。大きな企業の場合、障害者を何人雇わなければならないという法律があるため、近年では雇用も増えています。更に、発達障害を雇用する場合、企業は公的機関から賃金等に補助金が一定期間でる場合がため、企業側も安い賃金で雇用できメリットがあるのです。働く人も発達障害と周りが理解してくれているため、そうでない場合よりも働きやすい環境です。発達障害の程度によっては、試用期間などで採用が取り消される事もあります。そうならない為にも職業選びは、障害者を支援してくれる所に手伝ってもらう事が大切です。
発達障害の枠で仕事を探すメリット
担当者の方も勝手に職業を決めるのではなく、本人の希望もある程度聞いてくれます。希望する職種が求人していない事もあるので希望に添えない事もありますが、それでも発達障害の人の事を考えて探してくれます。このような公的機関から紹介してもらうと就職して何かあった場合も相談することができます。例えば、発達障害だと告知して採用されたにもかかわらず、パワハラを受けたり無理な部署に配置されたりした場合です。発達障害の人は、コミュニケーション能力が低いため、接客業が向いてないのに接客担当になった時は配慮を求めることもできます。
まとめ
障害者支援センターなどの公的機関だと第三者の立場で発言してもらえるので心強いです。職業選びで迷ったらまずは、自分で探すことはもとより公的機関に相談されてみて下さい。
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