MENU

折れ線型自閉症の予後(7歳)について

自閉症の子供の中には2歳くらいまでは順調に成長しているように見えるけど、ある時ガクッと成長が止まる、もしくは退行するという、折れ線型の成長をするケースがあります。うちの子供がまさにそうなのですが、親としては急にできなくなることが増えるととても心配になってしまいます。成長が止まった頃は一喜一憂の状態でしたが、発達障害は一生付き合っていくものなので、子供の成長に合わせて気長に構えることが必要なのかもしれません。

目次

折れ線型の自閉症

以前にも書きましたが、うちの子は2歳になるくらいまで順調に成長していました。今思えば兆候やサインはあったのかもしれませんが、健常の子と大差なく成長してきていたと思います。うちの場合は恐らく引っ越しが引き金になって発達障害特有の症状が見られるようになってきました。具体的には、脇目も振らずに外を駆け回るような多動、家の中でひたすら飛び跳ねるような行動、物を取って欲しいときや何かして欲しい時にはクレーン現象が見られました。そうなってくるとガクっと成長が止まってしまったような気がしました。むしろ出来ていたことも出来なくなっていってしまって、言葉も単語を50語くらいは発していましたが意味のあることはほとんど発しなくなりました。

うちの子の場合ですが、本来は能力的に話をすることもコミュニケーションをとる行動もできるはずと思っているのですが、何かに引っかかったように成長が止まってしまいました。それが障害ということなんだと思いました。

 

現在(7歳)の様子

現在うちの子は7歳になりました。3歳から続けている療育のおかげもあって、一人で出来ることが増えてきたのではないかと思います。それでも苦手なところもありデコボコしたのは相変わらずという感じです。二年生から小学校が変わりましたが、環境が変わっても何とか頑張っているようです。

 

出来るようになったこと

トイレは基本的に教えてくれます。(失敗もあります。)前は限られたものしか口にしませんでしたが、今は食べれるものが増えました。言葉の理解が進みこちらの言っていることはほとんど理解できているようです。スプーンやフォークを使って食事ができるようになりました。以前は手づかみでしか食べれませんでした。

イマイチなところ

意味のある発語はほとんどありません。伝える時は相変わらずクレーンであることが多いです。機嫌の良い時と悪い時に波があって気分にムラがあるので困ることがあります。常同行動は相変わらずで激しい時もあります。

小学校に通いだしてからかなり大人になったような気がします。集団で活動する事にも少し慣れてきている様子ですが、環境の変化には弱いです。今春から地域の小学校から特別支援学校に変わるので、注意深く見守る必要がありそうです。発達障害の兆候が見られてからは一進一退の成長で本当に亀のようですが進んでいるように思えます。今後の課題としては、徐々に親の手を借りずに自立した行動を行えるようになっていければなと思っています。

 

こちらも合わせてお読みください

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次