北海道旅行の魅力の一つが温泉です。
北海道は広大な大地にまず注目されますが、豊富な温泉地にも恵まれており、なんと都道府県別温泉地数ランキングでは全国1位を獲得しているほどです。北海道ならではの温泉地をメインに据え置いた北海道旅行も素敵なものになるのではないでしょうか。
やっぱり登別温泉がオススメです
北海道の豊富な温泉地の中でも高い知名度と長い歴史を誇り人気なのが、北海道登別市にある登別温泉です。
古くから先住民であるアイヌ民族が薬湯として重宝しており、登別の名前はアイヌ語のヌルッペツに由来していて、意味は濃い色の川です。
地獄谷と呼ばれる火山跡から湧出する温泉で、ここだけで様々な泉種を楽しめるのが魅力です。
また登別周辺は天然記念物に指定される原始林が広がっており、クマ牧場や登別マリンパークにクスなどのテーマパーク、古くから続く温泉街も活気があり、温泉と同時に周辺観光を存分に楽しむこともできます。
定山渓温泉は札幌からのアクセスが抜群
札幌の奥座敷とも呼ばれる定山渓温泉は、札幌からのアクセス性の良さから短期旅行でも訪れやすいと人気の温泉地です。市街地から車で1時間弱という立地ながら周辺には豊かな自然が広がっており、四季折々の彩と同時に温泉を楽しむことができます。
はじまりの歴史は19世紀後半と古く、修験僧の美泉定山がアイヌの人たちの案内されて開かれた温泉地ということで、名前の定山も修験僧の彼に由来しています。
温泉成分は美しい無色透明ながら海水のような塩辛さが特徴的で、豊富良質なナトリウム成分が体を芯から温め、お肌のパックするような保湿と肌触り感から女性に人気です。またこの地には古くからかっぱ伝説があり、マスコットキャラクターのかっぽんもそのゆるいかわゆさで温泉人気の一役を買っています。
札幌市内にある温泉地ですのでアクセスが良く札幌観光の際には訪れて見たいスポットといえます。
また、定山渓温泉の隣に豊平峡温泉というところがあり、露天風呂がとても広くかなりのおすすめスポットです。全国でもこんなに広い露天風呂はなかなか無いんじゃないかと思います。温泉内で本格的なインドカレーを楽しむこともできます。個人的にはこのインドカレーが美味しくて何度も訪れたことがあります。定山渓温泉を訪れる際はここもチェックしておくと良いと思います。
十勝川温泉に広がる大自然もオススメ
北海道河東郡は十勝川に沿って広がる十勝川温泉は、古くは野生動物が暖をとるために訪れたり、アイヌ民族に薬の湯として親しまれた植物温泉です。
地下500~700メートルもの深さから湧き出る温泉は他の温泉地と比べても高温で、珍しい植物起源の有機質が含まれたモール温泉でもあります。
モールとは日本語で泥炭地を意味しており、泥炭が変化した亜炭が含まれる温泉はまろやかな琥珀色なのが特徴的です。
温泉成分としては保湿作用が高く、美人の湯とも呼ばれています。
周辺には温泉街もあり、また十勝川に広がる自然も美しく、冬には多くの野鳥が訪れたり、ダイヤモンドダストなどの幻想的な冬景色も楽しむことができます。
まとめ
北海道の有名な旅行地では近くに温泉が必ずあると言っていいほど温泉がたくさんあります。
今回ご紹介したのは3温泉ですが、北海道には他にも優良な温泉地がたくさんあります。北海道旅行では目的地を絞って行かれることになると思いますので、今回の記事は札幌、登別、帯広方面に行かれる方は参考になればと思います。
北海道はその土地その土地で気候や雰囲気も変わりますので、温泉についてもそれぞれの良さがあります。色々な土地を訪れてその良さを体感してみてはいかがでしょうか?
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