皆さんは、強迫性障害という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
この強迫性障害は、皆さんがよく知るうつ病と同等の知名度を持つ有名なものです。
中には、心配症の性格と誤解されてしまうこともあり本人や周りの人が気づかないケースも多くあるようですので、しっかりと向き合うことが出来るよう、今回は強迫性障害について学んでいきましょう。
強迫性障害とは?
一言で説明すると、「理解はしているけれども、それを止められない」というものです。
例えば、料理が終わった後に火をしっかり消したことは理解しているのに、「あれ…消し忘れてるかも…?」と不安になり何度も確認をしたり、外出の際に鍵をかけたにも関わらず数メートル移動すると不安にかられ、また家の前まで戻って確認してしまうなどが挙げられます。
昨今では、この強迫性障害の中でも「手洗いをした後にまだバイキンが付いているかも…と何度も手を洗う」ことで手がボロボロになってしまう方も増えているようです。
このように今までは社会的な実害が無いものでしたが、体への害が出始めていることから最近では注目されている障害の一つとなっているようですね。
強迫性障害を引き起こす人の特徴は?
強迫性障害は、元々持つ性格が影響して現れると言われています。
以下の性格に当てはまる人は、毎日の積み重ねで強迫性障害を引き起こしてしまう可能性があるので注意が必要です!
- マジメ
- 潔癖症
- 完璧主義
- 責任感が強すぎる
- 責理想や目標を高めに設定してしまう
- 物事を最後までしなければ気が済まない
このように全て自分でやらなければ!という方に限って責任感に押しつぶされ、かかってしまうケースが多いようです。
強迫性障害と心配症の違いは?
物事をすぐ不安に感じてしまう心配症と、強迫性障害は実は見分け方がとても難しいものとなっています。
約2%の人がかかると言われている強迫性障害ですが、かかった人によってその人だけの症状などもあるので、さまざまな症状から心配症との違いを見つけていきましょう。
・鍵をかけたか気になる
・手や歯を何度も洗う
・火を消したか気になる
・人を殺めてしまうのではないかと怯える
・欲に負けて電車で痴漢などの犯罪をするのではないかと怯える
・綺麗な部屋を掃除する
など、が多く挙げられる症状です。
心配症との違いには、やはり繰り返し無意味な行動をしてしまうことが挙げられるようです。
ただし、テスト前に良い点を取れるか不安で勉強を繰り返すなどは当たり前の行動と言えるので、心配症に分類されるようです。
まとめ
強迫性障害は、周りの人の言葉や態度などでも突然発症することがあります。
もちろん、それでどんどん緩和されていくこともあります。
ですので、こういった方を見かけたときは出来る限り理解をしてあげましょう。
また、自分で気づいたときは「チェックしました」などのメモを取って安心する癖などを付けながらどんどん改善していきましょう!
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