「発達障害」という言葉はなんの心配もなく育っている子どもの場合は全く気にもとめないものです。しかし、ちょっと発達の遅れが気になってしまうと、もしかして発達障害がある?と親として非常に心配になってしまいます。

今回は子どもが発達障害だったということにいつ気づくかという点について詳しく見ていきたいと思います。

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発達障害に気づくポイントとは?

発達障害はその子の症状や周りの状況によって、赤ちゃんの頃からわかる場合もあれば、大人になるまでわからない場合もあります。

症状が重たい子ほど親が早く気づき、軽い子ほど気づくのが遅くなるか、あるいは全く気づかないこともあります。

 

発達障害は一般的には3歳くらいまでに兆候が多数現れ、言葉の遅れや社会的な人間関係が作れないなどの症状が見られます。

特に発達障害に共通して多く見られる特徴は「こだわり」です。

興味や関心がある特定のモノに執着したり、特定の行動に執着したり、一見ちょっと風変わりな習慣を持っている子どももいます。

 

しかし、同じ発達障害でも、症状は子どもによって千差万別でして、その子の症状によって変わってきます。

 

次はその症状によってどのような気づきポイントがあるか見ていきたいと思います。

 

発達障害の症状別の気づくポイント

発達障害と一口に言ってもその子の症状によって特徴が大きく違います。

主な発達障害の特徴と気づきポイントをご紹介したいと思います。

 

自閉症スペクトラムの場合

自閉症スペクトラムは主にコミュニケーションの障害です。

知的障害を伴うことが多いことや、言葉の遅れなどわかりやすい特徴的な症状が見られるため、他の発達障害よりも早く気づくことがあります。

 

幼いころにあらわれる特徴としては、ざっと以下のようなものです。

  • 言葉の遅れ
  • 強い多動
  • 特定のモノへのこだわり
  • 常同行動(ジャンプしたり、ぐるぐる回ったりを繰り返す)
  • 手をヒラヒラさせる
  • 言葉のオウム返し
  • クレーン現象(手を引っ張って意思表示する)

これらは、健常の子どもでも見られることがありますが、複合的に見られた場合は注意が必要です。

特に、特徴的なのがクレーン現象でして、親の手を自分の手のように扱って意思表示します。詳しくは以下記事をご参照ください。

クレーン現象は健常児でもある?自閉症の心配な場合の対処方法

アスペルガー症候群の場合

アスペルガー症候群は自閉症の一種とされていますが、知的な遅れを伴わないため言葉の遅れがありません。

むしろ、知的な部分は健常児よりも発達していることがあり、特に幼いころは気づきにくいです。

 

アスペルガー症候群の特徴的な振る舞いが、単にその子の性格としてとらえられてしまうことが多いためです。

特徴としては、以下のようなものがあげられるます。

  • 空気が読めない
  • ごっこ遊びをしない
  • 曖昧なことが苦手で詳細にこだわる
  • 暗黙の了解がわからない
  • 冗談が通じない
  • 非言語コミュニケーションが苦手
  • 想像力に乏しい

知的な遅れが無いため、幼いころから気づくということが難しい点があります。

そのため幼稚園や小学校、中学校など集団に入った時に、周りと上手く馴染めないというところから発覚することがあります。



 

注意欠陥・多動性障害(ADHD)の場合

注意欠陥・多動性障害の主な特徴は多動性、衝動性、不注意の3つです。

こちらも知的な遅れを伴うことがない場合がほとんどで、幼いうちに気づくというのが難しいことがあります。

 

主な特徴以下のようになります。

 

多動性・衝動性の特徴

  • 落ち着きがなく、いつもソワソワしている
  • 授業中に座っていられない
  • 思ったことをつい口に出してしまう
  • 衝動を抑えられず、すぐ叩いたり大声を出してしまう

 

不注意の特徴

  • 忘れ物が多い
  • 物を亡くしやすい
  • 片付けが極端に苦手

 

多動性・衝動性については、小学校の授業や生活面でも大きく影響が出ますので、気づかれやすいのですが、不注意型の場合、おとなしかったり大きく生活で影響がない場合が多いため気づかれにくいです。

また、ADHDは大人になって社会に出た時に問題が出てくることが多い発達障害です。

 

学習障害(LD)の場合

学習障害は知的障害とは違い、聞く、読む、話す、計算するなど特定のことが極端に困難である症状です。

日常生活に支障は無いため、小学校に上がる前まで気づかれにくいです。

また、ひらがなが認知できなかったり、文字の読み書きができない、という障害のため単なる勉強嫌いとは違います。

 

 

発達障害に気づいた後の対応はどうすれば?

発達障害は病気などではなく「障害」です。

病気のように治るものではなく生涯を通して関わっていく性質になります。

軽い発達障害の場合なかなか見つかりにくい場合もありますが、自分の子にちょっとでもおかしいところがある、または自分が発達障害かもと考えていたり家族に発達障害かもしれないという人がいたら医療機関や療育機関にまずは相談してみることが、問題解決の糸口になると思います。

障害は治るものではありませんが、適切な対応を取ることで症状が改善することは十分にありますので、気づいた段階で適切な療育を受けさせてあげることで、症状の改善につながります

また、発達障害でも療育手帳を取得できる場合がありますので、ぜひ取得を検討してみてください。

療育手帳のメリットとデメリットとは?発達障害でも取得できる?

 

 

まとめ

発達障害は一人で解決できる問題ではありませんので、周りのサポートを受けながら改善していくものです。相談できるところを探すことが一番大事なことではないかと思います。

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