何人目の子どもでもやはり育児は大変なものです。それが初めてなら尚更ですよね。
赤ちゃんを見ているとわかりますが、赤ちゃんは好奇心旺盛なのでふと目を離すとどこへいるか分からなくなります。
そして、手に掴めるものを何でも口の中へ入れようとする習性があります。
今回は、この習性によって起こる赤ちゃんに多いタバコの誤飲について話をしていこうと思います。
赤ちゃんがタバコを誤飲するとどうなるの?
20歳を超えてからタバコを始めて、現在でも辞められない!という喫煙者の方は数多く存在します。
もちろん、大人が吸っても健康に悪影響を及ぼしますが、赤ちゃんが誤飲するともっと大変です。
それではタバコを誤飲するとどのようなことになるのでしょうか?
見ていきましょう。
赤ちゃんがタバコを誤飲してしまうのが危険な理由はタバコに含まれているニコチンが原因です。
ニコチンには高い毒性が含まれており、摂取すると体内の活性酸素が増え続けます。活性酸素には、体内に入ってきた細菌などから身を守る働きが期待できますが、これが増え続けると自分の細胞を攻撃し、酸化させます。
これが原因で、老化を引き起こしたり、血流が悪くなったりというような悪影響に見舞われます。
そしてニコチンには致死量も定められています。
この致死量は大人では約50mgと言われているのに対し、赤ちゃんは約15mgで死に至ります。
もちろん、大人がタバコを辞められない原因になっている急性ニコチン中毒は赤ちゃんにとっても例外ではありません。
ニコチン中毒の例として、嘔吐や興奮から始まり、やがて痙攣や下痢、頭痛などを引き起こし最後には意識が途切れたり、終始痙攣が止まらない状態になります。
このようなことから、赤ちゃんのタバコ誤飲はかなり危険であることが分かりますね。
一番危険な誤飲はニコチンを含んだ水
ニコチンは水に溶けやすい性質を持っているので、タバコの誤飲よりもタバコを消した水などの誤飲の方が危険です。
タバコは吸わないに越したことは無いですが、赤ちゃんの手が届く範囲にタバコの灰や溶け込んだ水が無いことも常に確認しましょう。
対処法は?
まずはタバコの誤飲か、タバコを含んだ水か、灰か?などの状況をしっかりと把握しましょう。
そして、次にそれを飲んでしまった時間を把握しましょう。
最後に、飲み込んでしまったタバコの長さや含んだ水の量などを把握しましょう。
すぐに、この確認が終わったら迷わず病院へ連れて行きましょう。
一般的にタバコの長さが2㎝を超えなければ大丈夫と言われていますが、その場では大丈夫でも後から問題になるケースが数多くあります。
決して自己判断はせずに、大切な子どものために費用は気にせず病院へ行きましょう。
まとめ
もしものことが起きる前に前もって知識を入れ、その上で赤ちゃんの手が届く範囲に誤飲の可能性があるものを置かないよう心がけてみてはいかがでしょうか?
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